転職
転職の事ばかり考えている
大学4年、就職活動が面倒で、授業の一環として行われる就活対策講座も騒がしくてとにかく人が多くて友人もろくにおらず一人で参加する事も辛くて、就職に関して真剣に考えなどしなかった
大学当時、色んなアルバイトに興味があって受けては受かって数ヶ月で飽きて辞める日々を過ごしていた中、唯一4年も続けられたのが結婚式会場での演出のアルバイトだった
今ならわかるが、勤務時間に決まりがない事がやりやすかった事、基本自分で時間を組んで動ける(自己完結できる)事が性に合ったから長く続けられたのだ。さらに言えばタスクがその日で完結する事(短期タスクで終わりが見える)、集中すべき時は一瞬というところ、体を動かしながら考えられる事も合っていたのだと思う
加えて演出の仕事を主としているのは自分一人で専門性を感じていたことが自尊心を高めていたとも思うし、出勤すれば社員から有難られたので承認欲求も満たされていた
そして一緒に仕事する人は基本部長のみ、複数の人間と一緒に仕事する事もなかったのも有難かった
こう書き出すといい労働条件だし自分に合っていたんだなと・・・
しかし私は勘違いをしていた
自分はブライダル業界が好きだから長く続けられたのだと
人を喜ばせるのが好きで、人を助けることが自分に合っているのだと、だから4年も続けられたのだと
無意識の底ではブライダル以外の可能性を考えるのが怖かった、面倒だったというところではあるが、とにかく当時はそう信じてブライダル業界の求人に絞って応募していた
そうして新卒で受かったのが花業界、ホテルの花屋だった
ここは約9ヶ月で退職することとなる
出勤スタイル、これが地味に嫌だった
私服で出勤して良いが着替える時間を省くためほぼ皆スーツで出勤
毎日同じ服ってしんどくないか、これはまあ些細な事か
ちなみにホテル出勤でない日は作業場に出勤するのだが、みすぼらしいところで冬は極寒、手は葉や茎の繊維で緑になるわで場所や自分に美を見出せないところも嫌ではあった
ガッチガチに固められたシフト
何時から何時はこれをやると店長がシフトをだす、それ通りに動くのに心理的抵抗があった
毎日刺激がない
平日のホテルでの業務はパターン化され、常に品質を保つ事に何もやりがいを感じない
週末の婚礼は体を動かせるという点はあるものの連携プレーが面倒臭い、辛い
一々誰かに確認したり伝達する事にストレスを感じていた
新郎新婦のわがままに答える事もめんどくさそうだなとしか感じなかった
①場所や自分が美しくない事のストレス
②自分の仕事を自分のペースで進められないストレス
③毎日同じ業務、同じ人に会うストレス
④人と協力して進めることのストレス
そんなわけで、退職した。
月の残業時間が80時間あった時もあったが、それに対する苦痛はさほどなかったように思う
退職してどうしたかといえば心理カウンセラーの資格を取るべく学校に入学(登録)した
元々心理学には興味があったしカウンセラーは一対一の業務で完結するだろうと思ったからだ
何なら退職するときは本気で心理カウンセラーになりたいと思っていた、その熱量で上司を説得できた側面もある。職場でのストレスはその次くらいの理由だと思っていた
が、資格取得のための授業は毎日あるわけでなく実質週2回ほどで、その間アルバイトをすることを選択してしまうと名実ともにフリーター状態になるのが恐ろしく、学校に行く足は疎かになりあっけなく転職活動を始めた。
余談だが当時ハマっていたアニメ「BANANA FISH」という作品の聖地巡礼ツアーに受かり、その旅を終えるまではフリーター生活を楽しもうと決心していた
ツアーを控える日々の中、Twitterでとあるアニメ制作会社が求人を出していた
企画やイベントやら何となく魅力的な言葉が並んでおり、好奇心のまま履歴書を出したらあっけなく書類通過、面接、合格
ツアーの翌月から勤務することとなった
転職は成功
ここから現在の職場の話になる
最初は何もかも刺激的だった
毎日様々な人、会社と会い社会の仕組みの一端を理解できる喜びがあった
これは前職でホテルという限られた空間のなかで仕事をするストレスがあったからかなり魅力的に思えた
イベント事を回すのも初めての試みで面白かった
ただ結果が見えづらい、タスクが長期的で完結しないことはストレスだった
業務内容は多く日々変動、上司は自分の力量関係なく様々な仕事を振ってくる
そんな日々が続く中、一人の上司との関係がうまくいかない時があった
所謂マニュピレーター上司で、その人が原因で一人部署移動もした
これに耐え切れず退職をしたいと部長に伝えるも、環境で辛いことは改善する、ここにいれば様々なプロジェクトを通じて人脈もできるし時期早々だ、というような説得をされ、前職を一年足らずで退職したコンプレックスも相まって説得を受け入れた。
2020年
仕事量が多く一人一人個人プレー化した事もあり、件の上司と関わる機会が減りストレスも軽減されたかのように思えたが、転職したい意思が奥底で横たわっていた
大きな原因と認識しているのが、人と関わる機会の多さだった
人とコミュニケーションしながら判断しなければならない、その判断も早く下さいないと仕事が回らない、営業的側面が強かった
熟考タイプで自己完結できない点がストレスだった
会議も大変苦手で、事前にいうことを整理しておかないとうまく伝えられず、さらに途中自分に話を振られると大いに動揺する、うまく伝えられない。
内向的なタイプであればこんな事珍しいことではないし、会議を苦手としてる人が多くいるのもわかっている
ただもう疲れてしまった
人と協力しながら進めるのが、人と連絡を取ることが、人の感情が渦巻くオフィスで働くことが、終わりの見えないタスクが、長期的なスケジュールを立てるのが、計画性のない自分は全く見通しを立てられず終わらないタスクばかりが増えていく事が、会議に出ることが発言することが、疲れてしまった
ひととおりこの業界のこと知り、好奇心を満たされた感じがある。もういいかと思う。
さらには身の丈に合っていない肩書を背負わされ、初めての仕事だが教えてくれる人もいない。上司に都度質問をするが数日後に連絡が返ってくる状態、その連絡内容も指示だしではなく上手いことやっといて的な内容、そしてスケジュールが押している。(もちろん全く上司のせいでなく自分の計画性のなさのせい)
全てが終わりが見えない。
そして、もうこの仕事にほとんど興味がない。
将来ここの会社でなりたい立場があるわけでもなく、磨きたいスキルもない。
人に、人が生み出すものに興味がない、会う人に興味がない、人に興味がない
営業マンとしてバリバリ仕事を回す自分、想像もつかん。
辞めてえ辞めてえの精神にまみれたまま半年が過ぎてしまった。
それでも決心がつかなかっのは一部を除く人々が好きだったから、
この会社の生み出す作品が好きだから、
この会社にいることで自分の経歴に箔がつくと思ったから。
自分で決断しないといけない
なんだかわがままばかり言っている気がする
①素早い決断が求められるストレス
②長期的な計画練るストレス
③関わる人が多いストレス、連絡が多いストレス
今の仕事に合わないなと思う部分はそんなところだろうか
朝まで残っていた事に対してすごく心配してくれる人がいる、3年後のプロジェクトを終えるまでは一緒に仕事をしたいと言ってくれる人がいる
なのに転職したいなんてわがままだろうか
しかし、お前は何がしたいんだ?
素晴らしい会社にいて箔がつくのはすごく魅力的だ、しかし今の精神状態で続ける事がいい結果になるか、そうまでしてこの会社にいて成し遂げたいことはなんだ?
目標は?
無い。
無いんだよ、目標なんて。
興味がある事も何も無いんだよ。
興味も目標もなく続けている事に嫌気がさしてきたんだ
正直今の状態で退職することは怖い
だけど決断しないとなにも始まらない
ただ退職するならせめて以下の条件は避けた方がいいという事だけ、わかったところでこの記事を締める
①場所や自分が美しくない事のストレス
②自分の仕事を自分のペースで進められないストレス
③毎日同じ業務、同じ人に会うストレス
④人と協力して進めることのストレス
①素早い決断が求められるストレス
②長期的な計画練るストレス
③関わる人が多いストレス、連絡が多いストレス
疲れたなぁ
やることが多くて月曜日が憂鬱だ
ヨーロッパ3ヶ国周遊1日目
今年3月下旬にヨーロッパ3ヶ国を巡るツアーに参加した。ここにその顛末を書きつける。
1年後にはもうどこで何をしたか明確に思い出せそうにないので(記憶力がない)
1日目
朝4:00頃起床、羽田空港にて同行者と落ち合う。
同行者は大学時代唯一といって過言ではない友人であり、何かと共に旅行をしたりした。以降Kと記す
ポケットwifiの金額に胃が痛くなりつつも円からユーロへ両替したりして、集合場所へ向かう。
添乗員さんに「数日前何度かお電話したんですが繋がらなくて…」と言われる。
携帯代を支払っていなかったからです。すみません。
税関を通り、あとは飛行機に乗るだけとなると肩の力が抜け、一気にテンションが高くなる。私は今回が初の海外旅行となる
パリでの自由行動について計画を立てるうちに甘いものが食べたくなり、空港内を必死に探し回るがお高いので諦め。コンビニがあれば…
飛行機に乗る。およそ9時間のフライトは長い。
何といっても味音痴なため、高尚な食レポなどは出来ないが美味しく感じられた。
ひたすら時間をつぶす。ギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」を見る。さ、サイコー・・・
映像美とサリー・ホーキンスの演技力に持っていかれました。「ブルー・ジャスミン」であっけらかんとした主人公の義妹を演じていた女優さんとは思えない。
その後、仮眠を取ったり、ゲームをしたり…
羽田発からおよそ9時間後、パリのシャルルドゴール空港へ到着。何だかいい香りがするのは気のせいだろうか
空港からバスで15分ほどでホテルに到着。
夜まで時間があるとのことで、任意参加で近くのデパートを案内してくれる事に。
食品コーナーへまっすぐに向かう。
添乗員さんが人気のお土産や美味しいお菓子などを懸命に紹介してくれる。
やたらかわいいフォルムをした買い物カゴや、BIGなサイズの食品たちに浮かれる。完全におのぼりさんである
購入した商品たち。
見事に甘いものばかり。
その後向かいのパン屋にてケーキも購入するが、食べきれず手を付けないまま結局3日間ホテルの冷蔵庫に収納されていた。
初日はぐっすりと眠る。
2日目はモンサンミッシェルへと向かう。